2019年12月14日(日本時間)イギリスの総選挙が行われ、保守党の勝利が確定し、ジョンソン氏が首相となりました。
その結果20年1月末でのイギリスEU離脱が再確定。19年の半ばからどっちなんだ?と、私はやきもきして見ていましたが
ついに、結論が出ました。
日本に住む私たち一般消費者として気になるのは、結局どのような私たちに影響があるのか?ということです。
イギリスとビジネスを仕事をしている人以外、これからヨーロッパへ旅行を考えている人にどのような影響があるかお伝えしていきます。
*勝利演説の動画が早速あったので貼っておきます。
もくじ
そもそもブリグジットとは?
ブリクジット(Brexit)とは、British-Exit from EU からの造語です。ヨーロッパ共同体として、EUとして今の形となったのは1993年のことです。
ブリクジットはなぜ起こったのか?
結論だけ述べると、EU(主にフランス・ドイツ)に主導権を握られたくなく自分たちで政治を進めたいとの思いからです。
あまりこの点を詳しく述べると歴史の授業見たくなり、論旨からずれるので、
詳しくは私の大学の先輩でもあるオリラジのあっちゃんが解説しているYoutube動画をみてください。
ブリクジットの影響(全般)

EUに加盟していた際にはイギリスは自身の法律よりもEUの法律が上位に来ていました。
ですが離脱によりそうした制限がなくなり、自国で全てを決めていくことになります。イギリスではヨーロッパに縛られない自由な貿易ができると話していますが、どのように動くかは定かではありません。
ブリクジットの影響(旅行時)
ヨーロッパ圏への人とものの、自由な移動がなくなることから移動に対しての制限が加わることが予想されます。
また、政治が不安定になることからしばらくはポンド安になるでしょう。
具体的にどのようになっていくか考えていきます。
デメリット|イギリス、ヨーロッパ間での移動が高くなる
これはほぼ確定事項だと思います。ただ、気になるのは以前このブログでも紹介したヨーロッパ最大級のlccである、!!が今後も使えるかどうかです。
何も決まらずに『合意なき離脱』となった場合は、使えなくなる可能性もあります。
またこれはあまり大した問題ではないかもしれませんが、パスポートの処理があるため乗り換えが遅れるかもしれません。
ETOAによると、イギリス国籍の人はRyan airで現場からプラス5時間かかると言っています。
日本人と同じレーンになるので日本人もイギリス人が増えるその分パスポートの処理の時間がかかってしまいますね。。
- イギリス、ヨーロッパ間での移動費の上昇
メリット| 旅行代が安くなる!?
ブレクジット後はイギリスに旅行する人が少なくなる可能性があり、各旅行会社がサービス料金で実施する可能性があります。飛行機代やホテル代がいつもより安くなるでしょう。
不謹慎な話で恐縮ですが、フランスでテロがあったときには12月でクリスマスシーズンにもかかわらず、航空券がかなり安くなっていました。
- 旅行費、滞在費が安くなるかも!?
ブレクジットへの解決策は?
ただもちろん、いつもとは違ったトラブルに巻き込まれる可能性はあります。
旅行を考えている方は現地でも適切な情報を処理できるように英語を使えると良いでしょう。
手軽にできるおすすめのオンライン英会話をこちらで紹介していますので、旅行に行くまでの慣れでやってみても良いでしょう。
今度こそ失敗しない! おすすめオンライン英会話【話せない理由は続きはこちら
また英語を話せるようになるまでの期間がないのであれば、googleから無料で使える通訳verが出たのでそちらを使うのもありでしょう。使い方はこちらの記事で紹介しています。
Googleアプリで通訳機能!まずアラビア語でどれくらい使える続きはこちら
また、突然の交通機関のトラブルで予定していた飛行機に乗れなかった・・ユーロスターがでなかった。ということも起こりえます。
ただ現状(2019年12月時点)ではユーロスター公式では下記のように伝えていますので、大丈夫かな?とは思います。
Will there be changes to Eurostar’s service after Brexit?
We expect to maintain services on the existing basis, timetable and terms and conditions following Brexit. We are working closely with our station partners, Governments and border authorities on both sides of the Channel to ensure that robust plans are in place for us to continue to operate in either a deal or ‘no-deal’ scenario.
https://www.eurostar.com/uk-en/brexit
クレジットカードの保険が使える場合もあるので1枚はもっておくと良いでしょう。一般的な盗難などの保険を想定するのであれば、エポスカード(無料)がおすすめです。
なんと無料でつくれ、またエポスカードを持っているだけで適用されます。
ですが、今回のような交通機関のトラブルを想定する場合は、エポスカードプラチナ(年会費3万円)またはAmex(ゴールド年会費3万円 or プラチナ年会費11万円)が良いでしょう。
エポスカードとAmex(各種)補償の違いは?

エポスとAmexゴールドが2万円まで保証で、Amexプラチナが3万円まで補償になります。しかもどのカードでも荷物の送迎があるので、おすすめです電話一本で空港まで持っていってくれます。
また、コンシェルジュサービスのあるプラチナカードであれば、もし何かトラブルがあった際にも海外からの電話で対処をしてくれます。
この点はエポスカードよりも世界中に拠点のあるamexの勝ちでしょう。
そもそもがイギリスはカード社会です。クレジットカードなしで旅行するのは会計時に怪しまれますので、クレジットカードは何か必ず持っていきましょう。
イギリスでの買い物がお得になる!
ポンドの価値が暴落しています。

特にブランドものは安く買うための恩恵がありそうです。
解決策
上述しましたように全体的に安くなり、2月以降は旅行も安区なるでしょう。ですが、安易に飛び込んではいけないでしょう。
よほど海外に慣れていない限りは、HISや
Expediaのようなキャンセル規定のしっかりしている会社でパッケージを組むか
下記のようなHotels.comで探すと良いでしょう。以前に利用したのですが、Expediaのキャンセルは電話一本で簡単にできました。
イギリスに旅行をするのであれば安いけどある程度のリスクを考えて自分で対処する力も必要

歴史上稀に見る混乱を見せたイギリスのEU離脱ですが、予定どおり20年1月末このままEUの離脱となるでしょう。その際の混乱は想像し難いですが、旅行者としては安くなるのも事実です。
安いからと言ってすぐに飛びつくのではなく、トラブルはある程度想定をして、いざトラブルが起こった際に毅然とした態度で望めるようにしましょう。
- 保険のあるクレジットカード
- ある程度の英語力(こちらで代用も可)
- (余裕あれば)クレジットカードのコンシェルジュ
それでは良い旅行を楽しんでください。
追記|ライアンエアー代表の言葉
『INDEPENDENT』紙によると、こちらの記事でも紹介しているLCCライアンエアーの代表もブリクジットの影響をほとんど気にしていないとのことです。詳しくは『independent』をご覧ください。
参考 RYANAIR BOSS PREDICTS BORIS JOHNSON’S EU DEAL WILL BE ‘BREXIT IN NAME ONLY’INDEPENDENT
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