フランス語検定|各級レベルCEFRの説明(日常生活、仕事で使うにはどのレベルが必要か)

Kazu
Kazu
こんにちは。多言語(13言語&プログラミング大好き)&塾経営者&Apple信者のKazu(@kaz_620)です。

フランス語検定ってどの級を受けたら良いのか迷いますよね?、公式ホームページにも色々と書いてあるけれど結局どれを受けていいのかわからない!という人が多いと思います。

そこで本ブログでは、使用目的にあわせてどの級を受けたら良いのかをお伝えしていきます。

この記事でわかること
  • フランス語検定の各級のレベルを具体的にお伝えします
  • フランス語検定を受ける上で何を目標とするか

何のためにフランス語を勉強するのか?

言語を勉強するのは色々と理由があります。
英語のように仕事で使えると便利!という人もいるでしょうし、
『海外旅行でフランスに行くので使いたらかっこいい』という人もいるでしょう。

Kazu
Kazu
私(小野)のように言語が好きで勉強するというマニアックな人はあまりいないでしょう笑
目標、目的を考えた勉強が大事ということだね♪
ブタトン
ブタトン

その目標到達地点によって、何級を受けたら良いのかは変わります。その糸口を掴むために国際的な語学の運用の標準となっているCEFRを見て、何級を受けたら良いのかを見てみましょう。

そもそもCEFRとは?

CEFRとは何かわかってない人も多数居ますのでご紹介しておきます。

「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)」は、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準です。

ブリティッシュカウンセルから引用

各級の目安を確認

A1(初級)から順番に難易度が上がってきまして、最上級の学習者はC2となります。

CEFR仏検目安
4,5級基本フレーズの理解と現在、過去の理解。
A13級日常生活の様子を簡単に伝えることができる。直接法については理解ができているが、自分で使えるのは現在系になる。
A2準2級日常生活で平易な文章を作り、ある程度の内容を理解できる
B12級日常生活や旅行で大体の内容が理解できる
B2準1級日常生活では支障がないレベルで、議論をすることができ、自分の意見を述べることができる
C11級流暢に話すことができて、専門分野での話ができる
C21級全てのものをほぼ完璧に理解しており、自然に流暢に自己表現ができる状態

B2以上は、普通に日本で暮らしていき、特にフランスに移住の予定もないようでしたら、必要がありません。
海外旅行でちょっと使えるといいな・・という方はA1,A2レベルの3級準2級程度で十分でしょう。

各級の具体的にどような級なのか具体的にお伝えします。

5級→語学学習完全初心者

POINT
  • 標準学習時間:50時間以上
  • CEFR:なし
  • オススメ度:★☆☆
  • 語彙数: 550語

文法知識としては基本的な動詞の語尾変化、直説法現在、近接未来、近接過去、命令法。正直、誰でも取れるレベルでCEFRにもありません。

英語もTOEIC300点程度の初学者でかつフランス語を趣味レベルで始めたばかりの人で、まずは始めての試験で・・という方は受けると良いでしょう。

語学学習をしたことがない人でまずは一つ検定を取りたい人にオススメです。

4級→フランス語、英語も完全入門で少し時間が取れる

POINT
  • 標準学習時間:100時間以上
  • CEFR:なし
  • オススメ度:★☆☆
  • 語彙数:920語

文法知識としては、動詞、現在、近接未来、近接過去、複合過去、半過去、単純未来、代名動詞)、命令法が必要になってきます。

海外旅行で少しフランス語が話せるとかっこいいな・・というレベル感だとこの級になります。4級とはいえ、時制も色々出てきます。
このランクの語彙時制を完璧に使いこなすだけでも旅行では十分です。

4級ともなるとだんだんと複雑になってきますね。。特に複合過去、半過去が難しいので、よくわからないという方は私の過去ブログで復習してみてください。

海外旅行で少しフランス語が話せるようになりたい人

3級→英語を勉強していて、フランス語も基本文法終了済み

POINT
  • 標準学習時間:200時間以上
  • CEFR:A1
  • オススメ度:★★☆
  • 語彙数:1,670語

基本的な文法知識は全般的に出てきます。直説法、命令法、定型的な条件法現在と接続法現在もでてきます。そのため一度、網羅的に勉強をしたことがない人だといきなりは難しいかもしれません。

大学で1年間第2外国語で授業を受けていれば、取れるレベル感の試験です。そのため、大学生の受験も多く一番人気の級になっています。

最低限このレベルはないと、外国語を学んでいる・・というレベル間にはないので、早々とこのレベルまで到達できるように頑張っていきましょう。

フランス語をある程度勉強したという達成感を得たい人

準2級→フランス語を話したい!

POINT
  • 標準学習時間:300時間以上
  • CEFR:A2
  • オススメ度:★★★
  • 語彙数:2300

文法事項としては3級と変わりません。ですが、大きく違う点としてはディクテがある点です。そのため対策のための時間が3級よりも結構かかります。また、準二級から二次試験も加わるため大変です。

それでも準二級を受けた方が良いですよ

正直2次試験のない3級は語学を話すといいう意味ではあまりないので、3級レベルの人でも時間に余裕があるのであれば、準2級を取ることをオススメします。

話す練習をしたり、本格的なフランス語の準備をしたい人

2級 フランス語中級を語りたい人

POINT
  • 標準学習時間:500時間以上
  • CEFR:B1
  • オススメ度:★★★
  • 語彙数:3000

語彙が3000以上でかつ、面接についてもただの単に出されたものを叙述するだけではなく、議論をしていくレベルへの準備をしていきます。そのため、なかなか合格のハードルは高くなってきます。
フランスに旅行をしたいという人にはかなりハードルは高く、専門的な勉強への準備段階というレベルになるでしょう。
一般人でこのレベルの語学力を持っていれば、フランスで困ることはありません。

フランスへ語学留学を考えている人

準一級以上を目指す方へ
準一級以上はフランス語に留学をしたい!という方や、フランスで働きたい!という非常に高いモチベーションのある学習者が対象になります。
このレベルの人たちは、特にどの級を受けようかな〜?と迷っているというレベル感ではないと思うので、ここでの紹介を割愛致します。

検定とは別軸でフランス語を話せるようになるのも良い

フランス語で話せるようになりたい!、フランス語ができるようになりたいと言ってもいろいろなレベル感がありますね。
ご自身の今後のライフプランに合わせてどのように勉強をしていくのかを考えていくのが良いでしょう。

必ずしも上の級を目指さないと流暢ではないというわけではありません。
上位の級にいくに連れて内容がアカデミックになってくるので、そうしたアカデミックな内容にそもそも興味がないけど、フランス語ができるようになりたいという人にとっては必ずしもフランス語検定がゴールではありません。

フランス語を話す練習をするための4つの方法(無料あり)

フランス語を話せるようになるための手段としては、ご紹介できる方法としては4つあります。

フランス語を話すのだからもちろんお金がかかりますよね?
ブタトン
ブタトン
Kazu
Kazu
もちろん、有料の方が質が良いのですが、単にフランス語の練習をしたいというのであれば、ほかにもいろいろ手段はありますよ!
  • 1,(無料)オンラインでチャットを使う
  • 2, (実質無料)ミシェルトマスなどのCD教材を使う
  • 3, (有料)italkiを使って練習
  • 4,(有料)リアル教室にて会話の練習

(無料)オンラインでチャットを使う

私が頻繁に使っているのが「Tandem」というオンラインチャットなのですが、それ以外にも外国人と話すことができるオンラインチャットは多くあります。
ほとんど無料で使うことができるのですが、デメリットとしては、「教えてもらう」ということはほとんど難しいと考えた方が良いでしょう。
あくまである程度覚えてから行うのがおすすめです。

デメリット
  • あくまで自分の知っている言語を話し合うということになるので教えてもらうことは期待しない方が良い

オンラインチャットを使う上での使い方などうまくいくためのコツをこちらの記事で説明しているので確認ください。  【言語交換】無料で英語・多言語チャットができるおすすめアプリ7【言語交換】無料で英語・多言語チャットができるおすすめアプリ7続きはこちら

(実質無料)ミシェルトーマスなどのCD教材を使う

ミシェルトマースって誰!!?
ブタトン
ブタトン

多くの人がこのように思うのも無理はないのですが、言語通の間では他の言語を話したいのであればミシェルトーマスかピムズラーを使うというのはお決まりのルートになっています。私もこのミシェルトーマスによってある程度のフランス語が話せるようになりました。
セットで買うと結構高いのですが、本サイトではある方法を使うことで実質無料で買うことができる方法をお伝えします。詳しくはこちらの記事をどうぞ

(有料)italkiを使って練習(大体1000円〜2000円/時給)

italkiとはアプリのskypeを使って海外にいる講師に言語を教えてもらうことができます。多くがプロの講師のため0から教えてもらうことができます。
しかも、通常にレッスンを直接受けるよりも格安です。
ただし、英語で教えてもらうことになるのがほとんど(しかも英語が使えると安い)。
もちろん、日本語で教えてくれる人もいます。私はロシア語を日本語で教えてもらいました。

デメリット
  • 英語を話せないと言語によっては講師を見つけられない

italkitについてはこちらに詳しく載せたのでご確認ください。  italkiでペラペラになるための使い方|ネイティブとどんな言italkiでペラペラになるための使い方|ネイティブとどんな言続きはこちら

(有料)リアル教室にて会話の練習

ややお値段は他の方法よりも高くなってしまいますが、直接教わることでより具体的なコミュニケーションの取り方を教わることができます。場所による制約がでてきてしまうのもデメリットになるでしょう。
数ある教室の中でも飯田橋にあるバークレーハウスがおすすめです。
もし、すべての条件がクリアできているのであれば、一度お話を聞いてみても良いでしょう。無料体験もやっているようなので、一度みてみてみるのが良いでしょう。こちらからご相談可能です。

検定は必ず受ける必要はない

検定を受けずともペラペラに話せる人はいますから、あくまで勉強する動機づけのひとつとして考えるようにしましょう。フランス語を勉強する意味を再度考えてみて、もしただ話せるようになりたい!といういことであれば、下記でまとめたような方法の方が近道です。ご自身が学ぶ目的に応じて考えていきましょう!

フランス語を効率的に話す4つの方法

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