ロシア語6つの格の入門編 ロシア語の最難関部分を解説

こんにちは。 今回の記事ではロシア語の最難関部分とは言っても過言ではない格についてお伝えしていきます。

今回は入門編ということで、それぞれの格について簡単に説明していきます。

そもそも格とは

まずは、wikipediaでその意味をみてみましょう。

格(かく、英語: case)とは、典型的には、名詞に付与されて、その名詞を含む句が持つ意味的・統語的な関係を示す標識の体系で[1]、名詞の語形を決める文法範疇・素性の一つである。
換言すると、典型的な格とは、名詞の形を変えることによって、主語・目的語といった統語的関係や、行為の行なわれる場所・物体の所有者といった意味的関係をその名詞を含む句が持っていることを表すマークである。

『格』 -wikipedia –

名詞のことだということはわかりますが、初めてロシア語を学ぼう!という人にはわかりづらいですよね。。

英語でまずは考えてみましょう

英語を勉強したことがある人は、
『所有』『主』といった文法項目を聞いたことがありますよね。

英語の時は、
I → my, me,mine と言った形で、Iを文章中のどこに入れるかに応じて形を変える必要がありました。

このように、名詞の形を変えることによって、
名詞が前後とのどのような関係性になるのかを示すことができる
というのが格の意味になります。

主格であれば、主語を表し、目的格であれば、目的語であることを表します。そんなに難しくないですね!

ロシア語の格を考える

さて、格の意味がわかったところで、ロシア語における格を考えていきましょう。

英語の場合は、格が関わるのは主に指示代名詞でした。一方ロシア語は、全ての動詞において格をつけて関係性を表します。

これは固有名詞であっても例外ではありません。

そのため、名詞の形を見れば、何を表しているのかがわかるため、文章の中の単語の順序が決まっていません。

これは読むだけであれば、その単語が何を表しているのかがわかりやすく便利なのですが、自分で運用するとなるとかなり難しいです。。

では、どのような格があるのかをみていきましょう。下記6つの格があります。

主格

主語を表す

与格

間接目的語、『(〜)に』を表す

対格

直接目的語『(〜)を』を表す

生格

『(〜)の』を表す

前置格

前置詞の後に名詞をおく場合に形を変える

造格

『〜で、によって』といった手段を表す