私が短期間(3ヶ月程度の間)で10か国語程度学ぶことができるようになった
一番の理由がミシェルトマスメソッドを使ったことが大きいです。
- 多言語学習に効果的なミシェルトマスメソッドとは?
- ミシェルトマスメソッドの効果
- おすすめの進め方
そもそもなぜミシェルトマスメソッドを使い始めたかというと・・・私は最寄りの駅まで徒歩20分近く、オフィスまで10分近く、また電車にも1日1時間以上は乗っているので、何か有効活用できないかと思い考えたのが、耳で学習するaudio bookの活用です。
そもそもaudio bookとは?
Audio bookを知らない人に簡単に説明をすると、耳で聞くことができる本です。
日本だとあまり流行っていないですが、車社会のアメリカでは結構流行っているようで、言語を学ぶ系のaudio bookはamazonにも結構あります。
色々みていると、有名なのものでpimsleur(ピンズラー) がありました。
これはこれでよかったのですが、私はミシェルトマスの方に転換しました。
結果的に現在、michel thomas methodでイタリア語、フランス語、ロシア語、ギリシャ語、スペイン語の文法の基礎を学ぶことができました。
今回の記事では、このメソッドの何がよかったのかをお伝えしていきます。
そもそもミシェルトマスって誰ですか?
イギリスの主要ニュース番組BBCでも語学の天才として、特集を組まれた過去があります。その動画がyoutubeにあったので、掲載しておきます。(43分なので長いです笑)
また、英語での説明があったので、紹介しておきます。
Michel Thomas (born Moniek Kroskof, February 3, 1914 – January 8, 2005) was a polyglot linguist, and decorated war veteran. He survived imprisonment in several different Nazi concentration camps after serving in the Maquis of the French Resistance and worked with the U.S. Army Counter Intelligence Corps during World War II. After the war, Thomas emigrated to the United States, where he developed a language-teaching system known as the “Michel Thomas method”. In 2004 he was awarded the Silver Star by the U.S. Army.
複数言語を話す言語学者で、自身の学習経験をもとに独自学習メソッドを開発していて、それを『Michel Thomas Method』と名付け、現在でも様々な人に使われています。
その中にはMel Gibson, Bob Dylan,といった著名人も多く含まれています。
世界中の言語を教える先生の中で偉大な先生の中の一人になると思います。その素晴らしい、ミシェルトマスの何が良いのかを以降では具体的にお伝えしていきます。
ミシェルトマスメソッドの特徴1|アウトプット重視のメソッド
Michel Tomas methodはアウトプット重視で、とにかく自分で発信できる能力を身につけることに特化しています。
これはどういうことかというと、日本人の英語学習を見てもわかるのですが、何十年勉強をしていてもまともな日常会話もできない人が多いですよね。
その原因の一つが、文法(特にリーディング)偏重になっているというのが考えられます。
本語を直接別の言語に置き換えることができないことが原因です。
ミシェルトマスでは、その置き換えをスムーズにするために、『母語』→『習いたい言語』の順番で音声が流れて、どのようにいうのかを瞬時に置き換えることができる訓練をしていきます。このような訓練なしでは、語学を話せるようにはなりません。
ミシェルトマスメソッドの特徴2|講義形式なので記憶に残りやすい

本メソッドの最大のポイントは、講義形式だということです。本メソッドと同じようなものに、pimsleur博士が作ったpimlseurメソッドやMichel Thomasとピムズラーを模したPaul Nobleメソッドもあります。
両者は、基本的に『母語』→『習いたい言語』の間に生徒の話などのノイズはなく、淡々と習いたい外国語との置き換えをしていきます。
フランス語で 『Je suis désolée』といったときのMichel氏の声は今でも記憶に残っています笑
実際、この辺りは好みも問題ですが、私はMichel Thomasの方があっていました。
ミシェルトマスメソッドの特徴3|基本文法を高速で学ぶことができる
本メソッドを使用することで基本文法(過去、現在、未来の時制、基本前置詞、5w1hを使った疑問文、条件法)の使い方を学ぶことができます。
大体1巻1hで8hのものが多いので、1.7~ 2倍速にしたら4hで基本文法が終わることになります。
これなら、頑張れば1日で終わることもできるような感じです。もちろん、そんな速さで行っても定着は薄いかとは思います!
いずれにしろ、他のクラスや講義に行くと半年~1年程度はかかるような内容をこの時間で終わるのですからかなりお勧めとなりますね。
さて、ここまで良いことばかり言っているので、ここでデメリットを何点かお伝えしておきます。もちろん、世の中良いことばかりではありません!
デメリット1 日本語はありません
『英語』→『別の言語』からの置き換えになります。なので、英語が全くできない・・・という方だと難しいです。とはいえ、そんなに難しいことは言っていません。
使われる英語はそこまで難しくはない
使われる英語はそこまで難しくはない英語はそこまで難しくはない
一番最初の文章は、『it is imposible』を置き換える形から始まっていきます。そのため、大体TOEICで600点~700点 リスニングで300点近く取れる人であれば大丈夫です。
デメリット2 ミシェルの英語がブリティッシュ
ミシェルの出身がポーランドからなのかブリティッシュ英語になっています。そのためアメリカ英語に慣れている人にとっては聞きづらいかもしれません。私もそうでしたが、、すぐに慣れます。
しかも言語によってはミシェルが行っていない言語もあります。現在、アラビア語、ギリシャ語、ロシア語は確認済み。
そっちの言語は比較的聞き取りやすい英語になっています。
デメリット3 ただ聞いているだけではできるようにならない
このメソッドの決まり文句に、『復習はいらない、ただ聞いているだけでOK』というのがあるのですが、正直それでは無理です笑
なんでもそうですが、正しいやり方に沿って、行わないといつまで経ってもできるようになりません。
何かの片手間にただ行うのではなく正しいやり方で行わないといけません。
ここまでデメリットをお伝えしてきましたが、デメリットとメリットを比べてみましょう。
- 日本語はありません
- ミシェルの英語がブリティッシュ
- ただ聞いているだけではできるようにならない
- アウトプット重視のメソッド
- 講義形式なので記憶に残りやすい
- 基本文法を高速で学ぶことができる
ミシェルトマスメソッドはどのコースはどれを選ぶと良いのか?
Michel Thomasには各コースそれぞれに種類があります。
*中古で購入した!など購入した時期がずれている場合は名称が違います。

画像はフランス語のものです。それぞれのコースを見ていきましょう。コース横に記載している値段は本家での値段です。
ミシェルトマスメソッド|Start コース
マスターまでの所要時間:約2時間
レベル感としては,I want ○○. this is ○○, it is ○○というのがスラスラ言えるくらいのレベル感です。
なんか別の言語喋れているかも!と感じれるくらいですね。
ですが、、。よほど時間がないという人以外はあまりこのコースはお勧めできません。理由は後述します。
ミシェルトマスメソッド|Foundationコース
マスターまでの所要時間:約30時間
$11.99
Michel Thomasで一番オススメのコースです。このコースをクリアすることが1番コスパが良いです。
『できないんだからスタートコースからやりたい!』という人がいるかもしれませんが、
このfoundationコースの最初の2巻がStartコースなので、foundationコースを買えばばっちりOKです。
到達のレベル感としては、言語によって若干違いますが、5w1h現在系、過去形、未来形はある程度使いこなせるレベル感になります。
ミシェルトマスメソッド|Language Builderコース
Foundationコースの復習です。
料金:$50
ミシェルトマスメソッド|Intermediate コース
マスターまでの所要時間:約20時間
料金:$90
ここまで行えば、一般的な文法事項は大体はクリアできます。Foundationコースが終わった後にIntermediateコースを行うのが一般的です。
ミシェルトマスメソッド|Vocabulary コース
料金:$75
intermediateコースまでを完璧にマスターしていないとなかなか難しいです。これまでのよりもテンポが速く、どちらかというとミシェルトマスメソッドというよりは,Paul nobleに近いですね。。
ミシェルトマスメソッド|Insiderコース
料金:$75
現時点で私がまだ実践していないので詳細わかりません。。
ミシェルトマスメソッド|オススメの順番は?
オススメは、Foundationコースを何度も繰り返しながら、初級レベルの単語帳を覚えるのが良いですね。Foundationコースをクリアしたら、続いてIntermediateコースを行うのが良いです。
ある例によると、これだけで1ヶ月でA2レベルまで達したという話もあります。
フランス語を私は結構使い込んだので、フランス語のレビューを書いているのでこちらからみてみてください。
ミシェルトーマス|フランス語版レビューfoundation,A続きはこちら
上記の流れを1ヶ月〜2ヶ月でクリアすることができたら、ある程度その言語は話せるようになっています!
どこで買うのがよいのか?
Michel Thomas の教材を買うには現時点で4つの手段があります。
1,本家のサイト
2,amazon
3,amazon audible
4,メルカリ、ヤフオクなどの中古サイト
どこが一番オススメかといいますと、3→2→1→4の順番ですね。amazon audibleがおすすめです。
なぜaudibleで買うのがいちばん良いのか?|最大1万~2万円程度お得に!
理由は、audibleでは登録すると1ヶ月無料で使うことができるからです。
また、その無料期間内では交換もできますし、手に入れた音源は無料でもそのまま自分のものになります。
つまり、一つ無料で手に入れることができるのです。
さらにaudibleには先ほど紹介したpaul nobleやpimsleur教授の本もあるので使い放題です。pimsleurやMichel Thomasはamazonで買うと結構値段が高いです。そのため、まずはaudibleで試してやってみてよかったら、amazonで買ってみるというのをお勧めします。
本家サイトよりもamazonの方が良いのか?
まず値段が安いというのと、CDそのものをもらうことができるからです。
本家サイトで買うと、日本人の場合は電子データにならざるを得ず、本家のアプリを使わざるを得ません。このアプリが使いづらいんです笑
そのため、自分で買ってCDを入れてオススメのアプリを使って再生をした方が良いでしょう。
フランス語のbeginerからintermediateが8000円ほどで購入できます。
一緒にやると相乗効果でお得に勉強ができる!
当ブログでも結構お勧めしているLingQを一緒にやることで相乗的に勉強効果が期待できます。
[…] 以前このブログでも紹介した話せる言語を学ぶための神様ミッシェルトーマスです。今回はフランス語版に限定してミシェルトーマスのレビューをしていきます。まだミシェルトーマス […]