こんにちは。
今日はロシア語の中でも難しいテーマの一つである完了体動詞と不完了体動詞についてお伝えしていきます。
完了体、不完了体とは?
ロシア語には、時制表現が未来、現在、過去と三つしかありません。
そのため、英語やその他言語のように完了状態を表すために、動詞の相である完了体と不完了体を使うことになります。
この完了体、不完了体を未来、現在、過去と組み合わせることで、他の言語に劣らない様々な言い回しができるようになってくるのです。
また、ロシア語の動詞は全て完了体、不完了体でペアになっています。
そのため、覚える際にはどちらなのか?、また何と対になるのか?と言うことを意識して覚えると良いでしょう。
不完了体の意味とは?
それでは、具体的にどのような意味になるのかを考えていきましょう。
これまで英語など他の言語を学んできた方のイメージされる動詞のイメージに近いのがこの不完了体です。
不完了体の動詞を使うことで、下記の状態を表すことができます。
- 1,複数回、何度も反復,これまでの経験
- 2,現在進行過程の動作
- 3,始まりと終わりの境界線が不明瞭
- 4,動作が未完了
完了体の意味とは?
一方、完了体のイメージはなかなか掴みづらいです。
下記のような状態を表すことができます。
- 1回限り
- 一瞬の動作
- 動作が完了
*完了体と不完了体を過去、現在、未来で使ったときにどのような意味になるのかは時制のページで説明していきます。
不完了体と完了体を具体的に文章で考える
上記で定義としては理解できましたね。実際に文例を見て考えてみましょう。
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完了体、不完了体動詞の見分けるには
完了体と不完了の動詞の見分け方ですが、
不完了体の形を変化させる動詞、全く形が異なる動詞の二つのタイプがあります。
不完了体の形を変化させるタイプが数としては多いですが、全く形が異なる型式も多いので、大変ですが、一つ一つ覚えていきましょう!